口腔内の金属アレルギー

金属アレルギー
金属アレルギーというと「ピアスの穴がかぶれる」や「ネックレスをしていると首元が赤くなる」などの症状がよく聞かれると思います。
金属と体の接触によって起こるアレルギーは「接触性皮膚炎」といいアレルギー反応を起こす原因物質となる金属が接触した皮膚の部位に湿疹やかゆみを伴います。
この場合は原因物質の特定が比較的容易にできますが、金属アレルギーはまれに金属と直接触れている部位とは別の部位や全身に症状を引き起こすことがあるといわれています。
口の中の金属アレルギーの場合の口内炎、口唇炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬(へんぺいたいせん)、味覚異常、接触性皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎に似た症状、頭痛、肩こりなどさまざまな症状がでます。
お口の中の金属アレルギーの症状の発症頻度は少ないといわれています。
ですがお口の中は唾液や飲食物、虫歯の原因菌により酸性化したり、歯磨きや噛み合わせに
よって金属が摩耗しイオン化しやすい環境といわれています。

お口の中に使われている金属で多くの方がすぐ思いつくのが金属の被せ物、詰め物だと思います。そのほかにも歯科治療では部分入れ歯や、矯正の装置にも金属は使われています。
歯科の治療で使われる金属は金、銀、銅、プラチナ、亜鉛、ニッケル、コバルト、パラジウム、チタンなどたくさんの種類があり、二種類以上混ぜた合金が使用されてることがほとんどです。
ニッケル、コバルト、パラジウムはアレルギーを引き起こす可能性が高いと言われています。

セルフアレルギーチェック

金属アレルギーセルフチェック
  1. 1、ピアスの穴の周りが赤くなっている
  2. 2、ネックレスなどのアクセサリーが当たる所が赤くなっている
  3. 3、金属のボタンが当たる所が赤くなっている
  4. 4、最近、歯医者で詰め物をしてから調子が悪い
  5. 5、お口の中にある金属の周りの歯茎が白くなっている
  6. 6、口内炎がなかなか治らない
  7. 7、手のひらや足の裏に水膨れが出来ている

これらの中で一つでも当てはまるものがあれば金属アレルギーの可能性があります。
金属アレルギーが完全に治ることはなく、お口の中の金属が原因であれば取り除くことや、原因の金属に接触しないようにしていれば徐々に改善してきます。症状が出ないように生活することが重要です。

金属を使用しないメタルフリー治療

金属を使用しないメタルフリー治療
その多くが保険適応外のセラミック治療になる事が多かった為金属アレルギーの患者さんにとっては大きな負担でした。
しかし平成 26 年に診療報酬の改定によりハイブリットセラミックというレジンにセラミックの粒子を混ぜた強度のある材料で被せものをつくることが可能になりました。
レジンでは耐久性が足りなかった部分を強度を高めることで奥歯への使用も可能となりました。
今回保険適用となったのが CAD/CAM 装置を使用して作ったハイブリットセラミッククラウン(ハイブリットセラミック CAD/CAM 冠)です。
ハイブリットセラミックは元々保険外の素材ですが平成 26 年度小臼歯の使用に限り保険の適応が認められ、平成28年度には金属アレルギーの方にのみ大臼歯への使用も認められることになりました。
大臼歯への CAD/CAM 冠を希望される場合、皮膚科などの医療機関の診断書も必要となってきます。
またハイブリットセラミックCAD/CAM冠は装置を導入している歯科医院に限られており、保険適用の認可が必要なためどこの歯科医院でも受診できるわけではありません。

身につけるものであれば外したり触らないようにすることで防ぐことが出来ますがお口の中に入っている金属の場合すぐ取り外すことは難しくお口の中に残っていると常に溶かされ体に吸収され続けています。このような状態であれば今金属アレルギーにならなくても、将来なってしまう可能性はあります。
出来るだけご自身の歯で過ごせるように虫歯や歯周病予防を行い、もし虫歯になってしまったらセラミックでの治療も検討されることをお勧めします。

虫歯と知覚過敏の違いについて

虫歯と知覚過敏は「歯が痛む」という共通点があるものの「痛みが生じるまでのメカニズム」が異なります。

虫歯の原因は「虫歯菌が産生する酸」

虫歯がもたらす影響
虫歯の原因が虫歯菌であることは、広く知られています。
もっと厳密に説明するなら、乳酸菌の一種である「ストレプトコッカス・ミュータンス菌」です。
ミュータンス菌は「糖質を乳酸に変える働き」を持っています。
食事の際に摂取した糖質を乳酸に変えることで、口腔内を酸性に変えていくのです。
ちなみに砂糖を食べなくても、虫歯になることはあります。
歯の表面にある「エナメル質」は酸に弱く、「pH5.5以下」の酸性環境で溶けはじめます。
ミュータンス菌が乳酸を産生することで「pH5.5以下の酸性」が長く保たれると、歯が溶けていくといわれています。
こうして、エナメル質に穴があくと虫歯になります。
いったん、エナメル質が突破されてしまうと、虫歯は進行の一途をたどります。
エナメル質の下の象牙質は「pH6.0~6.2」という弱い酸性環境でも溶けるからです。
象牙質まで達した虫歯を「C2:象牙質う蝕」と呼びます。
「C2」の虫歯は「甘いもの・冷たいものがしみる状態」で、まだ自発痛(何もしなくてもズキズキ痛むこと)はありません。
これが歯髄(歯の神経)まで到達すると、「C3:歯髄の仮性露出」となり自発痛が生じてきます。
このように、虫歯は進行していくのです。

知覚過敏の原因は「虫歯以外の要因による象牙質露出」と咬合

歯周病治療
知覚過敏は「象牙質が露出すること」で痛みが生じます。虫歯以外の要因で象牙質が露出し、結果として痛みが生じれば知覚過敏と呼ばれることになります。
その原因としては歯ぎしりや、強い力で行うブラッシング等があります。

  • 歯ぎしり
    歯を強く食いしばったり、擦りあわせたりすると、表面のエナメル質が摩耗します。
    エナメル質がなくなるほど摩耗すれば、当然、象牙質が表面に出てきます。
  •  

  • オーバーブラッシング
    毎日の歯みがきは大切ですが、硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くような方法で強い力で歯を磨くと、歯の表面が削れてしまうからです。
    こういった磨き方のことを指して「オーバーブラッシング」と呼んでいます。
  •  

  • 歯茎の後退
    歯周病などの要因で歯茎が痩せると、歯の根元が露出してしまいます。
    歯根付近はエナメル質が存在せず、代わりに「セメント質」という層が表面を覆っています。
    歯茎が下がってくると、「歯根付近のセメント質に覆われた部分」が表に出てきます。
    セメント質はエナメル質ほど硬くありません。むき出しになったセメント質が削れて、象牙質が露出していきます。
  •  

  • 酸蝕歯(さんしょくし)
    虫歯の項目で先述したとおり、エナメル質は「pH5.5以下の酸性」で溶けはじめます。
    虫歯pH5.5以下の酸性」が維持されるケースがあります。
    「酸性の飲食物を頻繁に摂取した場合」「頻繁に嘔吐した場合」などです。
    菌が産生した酸で溶ければ虫歯ですが、虫歯菌が介在しなくても「食習慣・嘔吐などの原因で口腔内が酸性化したケースでも、歯が溶けることはあります。
    このような要因で歯が溶けることを「酸蝕歯」と呼んでいます。
    酸蝕歯になってエナメル質が溶けてしまえば知覚過敏の症状が出ます。

 
咬み合わせによるものが大半を占めますがこれは次回に詳しくお話いたします。
虫歯と知覚過敏には、原因・治療法とも異なる部分が数多く存在しているため歯磨きの仕方や食生活などの原因をしっかりと患者様にも説明していきますのでこのような症状のある方はご相談ください

ホワイトニング

よく、「人は見かけじゃない」と言われますが、良くも悪くも人は見た目でその人を判断してしまう傾向があります。
白く輝く歯には清潔感があり、周囲の人に好印象を与えます。
白い歯は好印象
歯科先進国の欧米では、歯の白さは「当然の身だしなみ」として考えられており、歯に無頓着な人は自己管理能力が低いと判断され就職試験で落とされることもあるようです。

 

そもそもホワイトニングとは?

薬剤を用いて歯に化学変化を起こし白くしますので、歯を削る必要はありません。
歯の質や治療回数などにより白さの度合いは個人で異なってきます。
また時間の経過とともに白さは失われていきます。

 

白さの持続期間は?

これは非常に気になることですよね。
残念ながら永遠に白さが維持されることはありません。
どのホワイトニング剤を使っても同じです。
白さが維持される期間は、生活習慣、日ごろのお手入れなどによって個人差があります。
白さを長期間維持するためには、着色しやすい食べ物をとらないことや、ホワイトニングメンテナンス用の歯磨き粉などを使う事をお勧めします。
ホワイトニングの維持
また、1年に一度の再ホワイトニングも効果的です。
この再ホワイトニングを「タッチアップ」というのですが、これを定期的に行うことにより、変色しにくい歯になっていくと いう研究報告があります。
着色しやすい食べ物と聞くとコーヒ、紅茶、ワインを思い浮かべる方も多いと思いますが醤油やソース、ケチャップなどの調味料でも着色します。
また炭酸飲料やバナナ、酢を使用しているドレッシング類は単独では着色しなくても着色しやすい物と一緒に摂取することにより着色を助長してしまうこともあります。

 

歯を白くするその他の方法

PMTCホワイトニング以外で歯を白くする方法もあります。
「プロによる歯科専門用具を使った歯のクリーニング」のPMTCもその一つです。
本来は定期検診の歯石除去などのクリーニングでよく行われる治療です。
歯石・歯垢・バイオフィルムを除去することで、虫歯・歯周病予防になります。
しかし、これを行う事で茶渋・ヤニなどの着色も一緒に除去することができます。
もちろん、ホワイトニングや審美歯科のような白さまで追求することは出来ませんが、歯の本来の白さを回復させる事ができます。
 

ホワイトニングQ&A

【体には安全なの?】

身体には安全かホワイトニングは薬剤を使いますので、歯を痛めたり、体への害を心配するかもしれませんが安全ですのでご安心下さい。
当医院で使用しているホワイトニング剤のオパールエッセンスの主成分は「過酸化尿素」と「過酸化水素」です。
しかし、稀に知覚過敏などが生じることがありますが一時的なのものです。
ホワイトニングを少しの間中断して頂ければ 症状は改善されていきます。
また、ホワイトニング剤が歯肉、指、唇に付着するとその部分が白っぽくなることもありますが、これも一時的のものであり、2~3日すれば元に戻ります。

【ホワイトニングが出来ない人はいるのでしょうか?】

ホワイトニング出来ない人無カタラーゼ血症、健全でない歯、重度の歯肉炎や歯周炎、知覚過敏症の方、エチレン酢酸 ビニルに対しアレルギー反応が見られる場合、グリセリンに対してアレルギー反応が見られる場合、妊婦、授乳中の方はホワイトニングを行うことはできません。
無カタラーゼ血症の方は過酸化水素を分解する「カタラーゼ」が不足しているため過酸化水素が有害物質として体内に残り進行性口腔壊死など危険な症状を招く恐れがありますので、絶対に使用は禁止しています。

唾液検査

「毎日歯磨きをしているのに虫歯になる」
「定期的に歯科医院へ検診しているのに虫歯になる」
という人は多くいます。
歯磨きをしたり、甘いものを控えたり、虫歯にならない努力をしていても、虫歯になりやすい人もいるかと思います。
虫歯
今回検査をする患者さんがまさしくそういう方で、ブラッシング指導、カリエス治療を行ってきたのですが、なかなか改善しません。
人によって虫歯のリスクはそれぞれで、効果的に虫歯を予防するケアが必要になります。
そこで虫歯のリスクや原因を知るために、唾液検査をすることになりました。
 

「虫歯の原因」とは?

虫歯の原因虫歯の原因は、主に「食べ物」「細菌」「歯の質」と言われています。
食べ物の中の糖を細菌が分解し、酸を作り出すと歯を溶かしてしまいます。
唾液には、虫歯に溶かされた歯質を修復する働き(再石灰化)があるので、唾液の働きによ って虫歯を防ぐことも可能です。
しかし、唾液の分泌量が不足していたり、糖を頻繁に摂取したりしていると、この修復が追いつかず、歯が溶かされ続け、虫歯になってしまいます。
 

唾液の検査で何がわかるのか?

サリバテスト(唾液検査)によって、自分が虫歯になった原因やリスクがわかります。
虫歯菌 

  1. 1.唾液の量
    唾液には、口の中を清潔にする働き(自浄作用)や口の中が酸性に傾き虫歯になりやすい環境を防ぐ働き(緩衝能)、細菌の増殖を抑制する働き(抗菌作用)などがあります。 唾液の量が少ないと虫歯を防ぐ働きが弱まってしまいます。
  2.  

  3. 2.唾液の中和力(唾液緩衝能)
    唾液には口の中を中性に近付けて、虫歯を防ぐ働きがあります。この中性に近付ける唾液の働きが弱いと、細菌が歯を溶かす時間が長く、歯を修復する再石 灰化の時間が短くなり、虫歯になりやすくなってしまいます。
  4.  

  5. 3.唾液中の総レンサ球菌数
  6.  

  7. 4.唾液中のミュータンスレンサ球菌数
    虫歯の原因となる細菌「ミュータンス菌」の数がわかります。
    ミュータンス菌とは、糖から酸を作り出して歯を溶かしてしまう細菌です。 口の中のミュータンス菌の数には個人差があり、原因細菌(ミュータンス菌)が多いほど、虫歯のリスクが高くなります。
  8.  

  9. 5.3と4の菌の比較
  10.  

  11. 6.ラクトバチラス菌(LB 菌)の数
    虫歯発生の原因となる細菌として、ミュータンス菌が一般的と言えますが、ラクトバラス菌は進行に大きく影響している細菌です。
    不良補綴物や、虫歯の深い部分でみられることが多いとされています。ラクトバチラス菌が口の中に多く存在していると、虫歯を進行させやすいと言えます。 その他にもガンや生活習慣のリスク、心的ストレス、疲労の度合いなども測ることができます。

 

まとめ

唾液検査
歯科医院で検査を希望すると保険治療外となるので自費負担となります。
唾液検査は必ずしも必要というわけではありません。
しかし、検査により得た情報から個人にあったケアや検診の間隔がわかり、どのようなことに気をつけると健康を保つことができるのかわかるので興味のある方はしてみてください。
市販のキットもあるそうです。

睡眠時無呼吸症候群は健康に影響するサイン!

『睡眠時無呼吸』という言葉を聞いた事がありますか?
いびき日常生活で、いびきには誰しもが遭遇します。
ときには大切なパートナーや子供から、もしくは講義やセミナー映画館でも、どこからともなく聞こえてくる事があると思います。
いびきは睡眠中の呼吸運動に関連して発生する異常音です。
睡眠中に息を吸って空気が通るときに軟口蓋(上あご)などの組織が振動して音が鳴ります。

 

特に気をつけたいのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群

習慣性に出現するいびきは実は心配すべき事項です。
いびきは単に、周囲に迷惑がかかると言うだけではなく、健康に影響を及ぼす「閉塞性睡眠時無呼吸」のサインだからです。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群
実は私もここ数年「いびきをかくようになって苦しそう」と夫から言われるようになりました。
また、同年代の友達と旅行をすると、必ず「私イビキかくからごめんね~」と言う会話になり「お互い様よ~」と言うやり取りがあります。
単に筋肉の衰えで舌根が落ち込み気道が塞がれてイビキをかくのは仕方ない、と思っていましたが、無呼吸状態を招いているとなると、それによって作業効率が低下したり、重度な方の場合、労働災害や交通事故を引き起こしたりと、日常生活に支障を及ぼすようになってきます。

医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に、私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
2015年国民健康栄養調査によると、平均睡眠時間が6時間未満である日本人が39.9%まで増加し、そのうち男性で44.5%、女性で48.7%の方が日中眠気を感じています。
この数字を見ると、睡眠呼吸障害はかなり身近であると言えます。
日中の眠気を「過眠」と言い、眠気テスト(写真参照)で11点以上あれば病的な可能性があります。

→ちなみに、私は11点でした( 睡眠呼吸障害は様々なタイプに分類され、患者さんがどのタイプかによって治療方法は異なります。

 

閉塞性睡眠時無呼吸とは

睡眠中筋肉の活動が抑制される為、その弛緩した筋肉が上気道の一部を閉塞し、眠っている間に呼吸が停止したり、喉の空気の流れが弱くなったりする病気です。
この疾患は自身では気づきにくく、放置すると生命予後に影響します。
有病者は日本で潜在的に少なくとも 20万人人以上と言われ、これは人口の1%にまで及びます。

 

自覚症状

倦怠感
  • ・倦怠感
  • ・起床時の疲労感
  • ・眠りが浅い
  • ・日中に眠くなる
  • ・意欲が低下する
  • ・夜間頻尿
  • ・寝汗
  • ・突然起きる
  • ・頭痛
  • ・口渇感

 

病因

  • ・小顎症などの顎骨の劣成長
  • ・肥満による軟組織量増加

 

睡眠時無呼吸症候群の治療法

⚫生活習慣の改善

  • ・減量
  • ・禁煙
  • ・禁酒
  • ・側臥位睡眠

⚫装置の使用

私たちに出来る事・筋機能療法(マイオファンクショナルセラピー:MFT)

矯正治療でも口腔機能、口腔習癖の改善にMFTは有効とされ、私たちもおおいに貢献できる分野です。
舌の正しい位置の取得に向けMFTを行い、口唇閉鎖力や舌根機能を向上させ、舌根沈下を防ぎます。
また舌の運動は健全な食習慣を得るためにとても重要です。
気道に問題がある場合の舌のトレーニングがあります。
食生活の変化による肥満の増加や顎骨の発育不全などにより睡眠時無呼吸の有病率は増加の一途をたどっています。

予防や早期発見は、患者さんの致命的な合併症を予防する事にも繋がるのでは?
と思い睡眠時無呼吸についてまとめてみました。

歯肉炎と歯周炎

歯周病は現代病の一つと言われています。
虫歯はあるが歯周病では無いと思われている方もいらっしゃいますが30代の8割以上の方が歯周病にまつわる何らかの症状を発症しています。

歯周病とは歯の周りの組織の病気で細菌によって引き起こされる感染症です。
歯周病には歯肉炎の他に歯周炎という病気があります。
 

歯周病の原因

歯周病歯と歯茎の境目などに細菌の塊であるプラークがこびり付きます。
そのプラーク中の歯周 病菌は酸素を嫌う性質をもつ嫌気性の細菌である為自分達の居心地の良い場所を作ろうと歯と歯茎の境目に住み着き増殖します。
私たちの体にはこの様な細菌を防御する機能を持っています。
歯周病菌は多かれ少なかれ 全ての人のお口の中に存在しますが全員が歯周病にかかるわけでありません。
発症するか どうかは歯周病菌と防御機能のバランスが問題となります。
防御機能が働いてもお口の中が不衛生になれば歯周病を発症しやすくなります。
また口腔 内が清潔に保たれていても体の防御機能が低下しておれば歯周病を発症しやすくなります。
 

歯肉炎と歯周炎の違い

歯肉炎は歯周病の中で軽度な病気を指します。歯肉炎と歯周炎の一番の違いは炎症の範囲です。
◎歯肉炎の場合
歯肉炎炎症は歯茎のみに限局しその他の歯の周りの組織は健康なままです。
そのため、歯肉炎では、 早期治療を行えば元の健康な歯茎の状態に戻ることができます。
◎歯周炎の場合
歯ぐきが腫れる

歯周病菌が歯茎だけではなく、歯を支える骨にまで拡がり、骨の一部が失われている状態を指します。
そのため、元の状態に戻すことはとても難しくなってしまいます。 つまり、最初に歯肉炎が起こり、それを治療せずに放置していると歯肉炎が悪化し、炎症が 進行して歯周炎になってしまうのです。
 

歯周病を招きやすい生活習慣

ストレスを抱える
  1. タバコを吸う
    タバコの煙に含まれる有害物質が 粘膜や歯肉から吸収され歯周病リスクを高めます。
  2. 疲労やストレスをためている
    疲労やストレスがたまると免疫力が低下し歯周病にかかりやすくなります。
  3. よく噛まずに食べる
    よく噛まずに飲み込む様に食べると唾液が十分に分泌されず細菌が繁殖しやすくなります。
  4. 間食が多い
    最近は糖分を栄養にしてプラークを作ります。糖分が入ってるものをだらだら食べる食生活を控えましょう。

 

歯肉炎と歯周炎まで進行した場合の治療法について

◎歯肉炎の場合
フロスで磨く炎症があくまで歯茎の表面付近だけの状態なので自宅でのケアや歯科医院での治療により元の健康な歯茎の状態に戻すことが可能です。
きちんとプラークを除去できるようにブラッシング指導を受けて自宅でも歯ブラシだけでは届かない奥歯や歯間にはデンタルフロスや歯間ブラシを利用し、ブラッシング方法を見直して磨くことが大切です。
また、毎日の歯磨きで除去しきれない汚れがあるため歯科医院でのケアと自宅でのケアとあわせて行うことで、より早期の治療が可能です。
いずれにせよ、自宅でのケアをきちんと行わないと、何度でも再発しやすい病気ですので、注意しましょう。

◎歯周炎の場合
歯周病治療
歯周炎まで病気が進行してしまうと、骨などの歯茎以外の組織まで炎症が拡大してしまい、丁寧な歯磨きだけでは改善が難しく、歯科医院での大掛かりな治療が必要となります。
軽度の歯周炎では外科的処置を行い、中程度であれば組織の再生療法を行うことになります。
重度の歯周炎になってしまうと、これらの処置でも改善をすることが難しき歯を抜かなければならなくなってしまいます。
沢山の清掃用具がある中で使いやすいものを見つけ清潔に出来るよう頑張りましょう。

歯磨き粉の役割と種類について

歯磨き粉の役割

歯磨き粉をつけずに歯ブラシのみで歯磨きを行っても、歯垢(プラーク)は除去できます。
しかしながら、時間が経過すると再び歯垢が付いてきます。
歯磨剤の一番の目的はその歯垢が再び形成されにくくする点にあります。
また、歯にこびりついた頑固な着色を取り除く効果があるのが歯磨き粉で、厚生労働省の「歯口清掃指導の手引き」にも、「歯磨 剤は歯ブラシと併用して、歯口清掃の効果を高めるための材料」と言われています。

歯磨き粉の種類

歯磨き粉歯磨き粉は、その成分によって「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分けられることが 日本薬事法により定められています。
化粧品
化粧品は、汚れを落とすための研磨剤や発泡剤、歯磨き粉の形状を保つ湿潤剤(しつじゅ んざい)や粘結剤(ねんけつざい)、香りづけの香味剤、変質を防ぐ保存剤といった基本成分のみで作られています。
医薬部外品
医薬部外品は、基本成分に加えて、虫歯や歯周病の予防や知覚過敏を抑えるような薬用成分を含んでいます。
現在、国内で市販されている歯磨き粉のおよそ90%は「医薬部外品」 に該当し、そのうちの約80%にフッ化物(いわゆるフッ素)が配合されています。
また、歯磨き粉と呼んでいますが現在は粉状のものはほとんどなく、ペースト状のものが一般的になりました。
これらのほかには、ジェル状、液状、液体のデンタルリンス、フォーム状といったさまざまな形状の歯磨き粉があります。

~歯磨き粉で歯磨きすることによる効果~

歯磨き粉に含まれる薬効成分を上手に活用することで、虫歯や歯周病の予防はもちろんのこと、歯をきれいに保ち続けることができます。
歯磨き粉の具体的な効果は次のとおりです。
(1)虫歯の発生と進行の予防
(2)歯周病予防
(3)歯石予防
(4)歯の着色予防
(5)歯を白くする
(6)口内の浄化
(7)口臭予防
(8)タバコのヤニ対策
お手入れの「主役」は歯ブラシや補助用具(デンタルフロス、歯間ブラシ等)ですが、目的をもって歯磨き粉を使用することにより、頼りになる「名わき役」効果が期待できます。

歯磨き粉使用時にも気を付けるべきポイント

歯磨き粉を使うときの適量は、ペーストであれば、目的に応じ「米粒大~2cm」程度の幅になります。
歯磨きの時間は、正しいブラッシング方法で丁寧にすみずみまで磨くと3分以上はかかります。
歯磨き粉をつけて磨くと、泡立ちが良く簡単に磨いても汚れがきれい に落ちているような錯覚に陥りやすいのですが、時間かけて正しく丁寧にブラッシングすることが大切です。また粒の大きな歯磨き粉は注意して使用する必要があります。
その他 歯磨き粉の事で聞きたい事があればご相談ください。

液体歯磨きの使い方と注意点について

まず液体歯磨きは、商品の説明書に書かれた量を口の中に含んで30秒程度洗口してから歯ブラシで歯磨きをします。
口に含んだまま歯磨きするものもあれば、液体歯磨きを吐き出してから歯磨きするものもあるので説明書はしっかりチェックしましょう。

歯磨きが終わった後は、うがいをせずそのままにしておくタイプがほとんどですが、軽くうがいしてもかまわないようです。
これらのことを踏まえて患者さんにアドバイス、指導をしていきたいと思っています。

プラークコントロールの大切さについて

歯をキレイに保つお口の中の健康を保つために大切なことがプラークコントロールです。
プラークコントロールとは、歯面にプラークの付着がない「プラークフリー」な状態を常に保つことです。
そのためには、適切なブラッシング、プラークの付着を促進するような歯石の除去や虫歯や歯周病の治療があり食生活に関しても気を配る必要があります。
ブラッシングの大切さを理解して納得して、続けてもらえるようにまとめてみました。

プラークとは?

歯の表面に見られる付着物のことで歯垢と呼ばれていましたが、その後の研究によってプラークは歯の汚れや垢というより細菌がパックされたものであることがわかりました。
つまりプラークは虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊なんです。
歯肉の腫れはプラークの毒素が原因と言われています。
プラーク1mgあたりには10億個もの細菌が存在すると言われています。
つまようじの先に目に見える程度のプラークをとると、そこには数百億個の細菌がくっついていることになります。
プラークプラークの話をするときによく出てくる言葉に「バイオフィルム」があります。
バイオフィルムはぬるぬるしたところと水のあるところに形成されます。
身近な例としては、台所の排水口に見られる「ぬめり」です。
バイオフィルムは口の中でも形成されます。
プラークと似ていますが、ちょっと違うのは「バイオフィルムは細菌どうしが情報を伝達し合いながら生きている」という点です。
プラークとバイオフィルムにはちょっとした定義の違いがありますが、 「デンタルプラークは口腔内に形成されるバイオフィルム」とも言われています。
なので広い意味ではプラークもバイオフィルムも同じものと言えます。
バイオフィルム内の細菌は菌体外多糖で保護されているため、貪食細胞や抗体、抗菌薬などに対して抵抗性を示します。
よって機械的なプラークコントロールが重要となります。
 

「歯肉縁上プラーク」と「歯肉縁下プラーク」について

プラークには2種類あって、それぞれの特徴を知ってもらうこともプラークコントロールになると思います。
プラークは歯の表面につくものと歯の根につくものとがあります。
どちらも同じものですが、生息している細菌と存在の仕方が違います。
歯の表面につくものを「歯肉縁上プラーク」と呼びます。 歯の根に付くものを「歯肉縁下プラーク」と呼びます。

歯肉縁上プラークは歯肉炎の、歯肉縁下プラークは歯周炎の原因となります。
「歯石に歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石があるように、プラークにも歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークがあります。
歯肉縁上プラークは細菌の塊で歯肉炎を引き起こします。
これに対して、歯肉縁下プラークは、歯周ポケット内でバイオフィルムを形成しています。

このバイオフィルムの中には歯周病原菌と呼ばれる特別な細菌が増殖しています。
歯周病菌のいくつかが集まって歯周組織を破壊します。
歯肉縁下プラークの中に潜んでいる細菌がもっとも危険なので、徹底的に排除する必要があります。
 

プラークを放っておくとどうなるのか?

歯周ポケットが深くなるどんどん歯周ポケットが深くなります。
歯周ポケットが深くなるとプラークがたまりやすくなり、さらに歯周ポケットが深くなってしまいます。
この悪循環を止めるには、プラークコントロールが必須です!!
「歯と接している部分の歯肉の細胞が、プラークの毒素によって破壊されると、歯と歯肉の間に深いすき間ができて歯周ポケットになります。
歯周ポケットは歯肉が歯からペロンと剥がれてできたわけではなく、歯肉上皮細胞どうしが離れてできる亀裂なんです。
亀裂の断面から体内に細菌が侵入しないように、歯肉の細胞がどんどん歯の根元の方へ下がっていきます。
そしてその細胞が、またプラークにより破壊されるとさらに歯肉の細胞が根元の方へと下がっていきます。
なかなかブラッシングが定着しない患者さんにも説明していきたいと思います。

唾液の大切な役割について

体調の変化と共に唾液の量が減ることで舌苔が増えたり、歯肉炎を起こしたり、虫歯が急に進行している患者さんを見かけます。
日頃は軽視しがちですが唾液には非常に大切な役目があります。
唾液の役割

  1. 1.熱いものを食べた時、火傷しにくいように守る
  2. 2.話したり、飲み込んだりする時に、舌や口の動きをよくする
  3. 3.虫歯菌に溶かされた歯を元に戻す
  4. 4.虫歯菌が出す酸を中和する
  5. 5.細菌が体に入らないように守る
  6. 6.食べ物を消化する
  7. 7.味を感じさせる
  8. 8.水を欲しがる

 

唾液の減少で起こる事

お口の悩み
  1. 1.歯周病が進行しやすくなる
    歯周病菌はもともと口の中に住んでいる細菌です。
    唾液によって細菌の数や割合がコントロールされています。
    唾液の抗菌作用がなくなると毒性の強い歯周病菌が多く繁殖しやすくなります。
  2. 2.カビが生える
    口の中は適度な温度と湿度でカビが生えやすい環境です。
    唾液の抗菌作用や洗い流す作用 によって清潔に保たれています。
    唾液が減ると口の中にもともと存在するカンジダ菌というカビ菌の一種が繁殖し、歯茎の痛みやピリピリ感が出やすくなります。
  3. 3.口内炎ができやすくなる
    舌や口の中の粘膜に傷が付きやすくなり口内炎ができやすくなります。
    粘膜は唾液によって保護され、殺菌されています。
    唾液が減ると食べ物や歯が粘膜に擦れ、傷ができて口内炎ができます。
  4. 4.入れ歯が痛くなったり取れやすくなる
    唾液が減ると入れ歯の調子が悪くなります。
    入れ歯は粘膜の上に乗っています。
    唾液が減ると粘膜が乾き、入れ歯が歯茎と擦れ、痛みが出ます。
    また、入れ歯は唾液によって粘膜とくっつくように出来ています。
    唾液が減ることによって入れ歯が落ちやすくなります。
  5. 5.口臭が強くなる
    口の中は細菌が多い場所です。
    唾液の殺菌作用などによって細菌の量や割合がコントロールされています。
    唾液が減ることで細菌の数や割合が崩れ、口臭が強くなります。

 

唾液が少なくなる原因

薬の服用
  1. 1.薬の副作用
    自律神経、花粉症、高血圧の薬などの中には唾液の量を少なくしてしまう副作用があります。
    特に精神科で出される薬に唾液を少なくする成分が多く含まれます。
  2. 2.更年期障害
    唾液の量は年齢とは関係がないと言われていますが、更年期障害になると少なくなる方がいます。
    口の中が乾く感じや歯茎の違和感を訴える方が多いです。
  3. 3.シェーグレン症候群
    自己免疫疾患のひとつで、自分の免疫細胞が唾液腺を攻撃して壊してしまう病気です。
    そのほかにも涙腺を攻撃するためドライアイやドライマウスなどになってしまう病気です。
  4. 4.X線治療
    がんの治療で放射線を唾液腺に浴びてしまうと唾液が少なくなってしまいます。
    がん治療 の放射線は強力なため唾液腺が破壊されてしまい唾液の量が少なくなってしまいます。

 

唾液が減って来たと感じたら、、、

唾液を増やす為にどなたにもお勧め出来て覚えておくと役に立つ“唾液確保の為の水分の補給に適した方法”や“舌の運動”をお伝えします。

水分補給法
水分補給法

唾液の確保には水分の補給が必要不可欠ですが、水分なら何でもOKというわけではありません。
お茶には唾液の分泌を抑制する作用を持つポリフェノールが含まれているためNGです。
また、ジュースや牛乳は口中のpHを下げニオイの原因になりやすいため水がベストといえます。
水分補給のコツは、食事やのどが渇いたとき以外に時間を決めてまとめて飲むことです。

《摂取量の目安》
一日1.2lですが、特に朝の歯みがき後に約250ccの水を飲むと唾液の分泌がスムーズになるためお勧めです。

《摂取のタイミング》

  1. 1.朝の歯みがきの後
  2. 2.朝食と昼食の間(午前10時頃)
  3. 3.昼食と夕食の間(午後4時頃)
  4. 4.夕食と就寝時の間(午後10時頃)

舌の運動
舌の運動舌の運動により唾液腺を刺激し、唾液の量が増えたと実感される患者さんは多いです。
私は「薬を用いるほどではないが、唾液の量が減っている」と感じる患者さんには「舌根の運動」をお勧めします。

舌を上下口唇と歯茎の間を時計回り、反時計回りで10回ずつ回転させます。
初めてやると普段使わない筋肉を使うので結構大変ですが、終わった後に唾液が充満してくるのを実感できます。

電動歯ブラシの注意点

検診で普段のブラッシング方法を聞くのですが電動歯ブラシをオンにしてなおかつ歯ブラシのように動かしている方がいました。
それだけが原因ではないですが歯茎が下がり気味 (歯肉退縮)でした。
 

電動歯ブラシの特徴

音波水流
  1. 1.振動式歯ブラシ
    数百円から買えるお手頃価格で往復運動をするが振動回数は毎分数千回と低め。
    乾電池のものはとにかくパワーが弱いのがデメリットです。
    毛先に歯が触れる事で汚れを落とすというメカニズムです。
    単純に高速移動するだけなので使い方を誤ると歯や歯肉にダメージを与える事になります。
    安価なものは替えブラシはなく使い捨てタイプが多いようです。
  2. 2.回転式歯ブラシ
    歯ブラシが丸い形で回転するタイプのものです。
    普通の歯ブラシの形では届きにくい歯の裏側や歯と歯茎の境目、奥歯によく毛先が届くのが特徴です。
    大きさや振動がやや大き目なのがデメリットです。
  3. 3.音波式歯ブラシ
    振動式の歯ブラシに音波を発生させて歯垢を除去します。
    毎分三万から五万回ほど振動するとされている。
    毛先を直角に歯に当てて汚れを落とすのと同時に音波の振動による高速水流や発生する細かい気泡が毛先の当たってない2~3ミリ離れた周囲 の歯垢も落としてくれます。
  4. 4.超音波式歯ブラシ
    超音波は歯垢を剥がす効果が音波式より高く細菌同士の連鎖を断ち切る事で歯垢を付きにくくします。
    また歯や歯茎の細胞活性化する効果があるため歯周病の改善にも効果があると言われています。
    毎分100万回~150万回の振動で動き音は人間では聞き取ることが出来ません。
    電動歯ブラシだと誰でも綺麗に磨けるというわけでは無いと思います。
    電動歯ブラシには 電動歯ブラシ用の磨き方がありそれを知らずに普通の歯ブラシと同じように動かしていると全く意味のない結果になってしまいます。
  5.  

    電動歯ブラシの正しい使い方

    まず、歯磨き粉ですが高速で振動する為研磨剤が入っているものはオススメしません。
    また 発泡剤入っているものも口の中が泡で一杯になってしまうのでオススメしません。
    何も付けないか、研磨剤も発泡剤も入っていないジェルタイプの歯磨き剤がオススメです。

 

歯ブラシの当て方

音波水流
  1. 1.口に入れてからスイッチを入れる
    歯ブラシに歯磨き剤を付けたら歯にぶつかったりジェルが飛び散ったりしない様に口に入れて磨く歯に当ててからスイッチを入れてください。
  2. 2.歯に軽く当てる
    電動歯ブラシにはパワーがあるので決して歯に押し当てない様にしましょう。あくまでも 軽く当てる程度です。
  3. 3.歯に当てる角度
    咬合面は歯に対して90度が適切です。
    歯の側面は歯に対して90度、または45度。
    歯周病対策には45度に傾けると歯と歯茎の間の汚れが効果的に落とせ、歯茎のマッサージにもなります。
    そして前歯の裏側は縦にして一本ずつ磨きます。
  4. 4.ゆっくりスライドさせる
    基本的に横にゴシゴシする必要はありません。
    当てているだけで十分です。一箇所に付き数秒間毛先を当てて徐々にスライドさせます。
    ただし例外として超音波歯ブラシは普通の歯 ブラシの様にゴシゴシと動かす必要があります。
    製品によってはブラシを交換できるタイプがあります。
    毛先の消耗や衛生的な面で考える と2~3ヶ月に一度交換することをオススメします。

 

まとめ

電動歯ブラシ電動歯ブラシも普通の歯ブラシも正しい磨き方が出来てこそキチンと汚れが落とせるものです。
電動歯ブラシをうまく使いこなすためには普通の手磨きがキチンと出来ている必要があります。
磨き方の基本ができていなければどんなに高性能な物を使っても十分な効果が得られないばかりか逆にパワーの強い電動歯ブラシによって歯や歯茎を傷めてしまう事になりかねません。
また電動歯ブラシだけでは磨けない歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシで磨く様にしましょう。