銀歯にしたら気を付けること

こんにちは、歯科医師の西川真登です。

2015年も終わりに近付き、何かと忙しい時期に入ってきました。

昨年は大津の方も雪が積もる日がありましたので、外出時には寒さなど十分にお気をつけください。

今回は、来院されている患者様に繰り返し説明をさせていただいております、銀歯の注意点を説明します。

銀歯は虫歯の再発にも影響を与えています。驚くかもしれませんが本当なのです。

虫歯の再発は通常、歯と詰め物や被せ物の境目に歯垢が付着することにより進行します。
歯垢というのは、細菌の塊です。

この細菌が歯を溶かす酸をつくり虫歯の原因になるのです。
つまり、虫歯の治療に使う材料は境目が少なく歯垢が付きにくいものが適した材料ということになります。
一般的に保険治療で使用されている銀歯はどうなのかというと、多くの方が受けられている治療なので非常に申し上げにくいのですが、虫歯治療に使うには、決して適しているとは言えない材料なのです。

その理由としてまず、銀歯を接着する“セメント”にあります。

保険の銀歯を装着するセメントは早期より溶け出していきます。
溶け出した隙間に虫歯菌が入り込み虫歯再発の原因をつくってしまうのです。

さらに、金属自体も腐蝕が原因で凸凹ができ、歯と金属の境目も広がり細菌の温床となってしまいます。
これは歯垢が付着することと同じ意味ですので、銀歯による保険治療が虫歯再発の原因となってしまうのです。
とはいっても、虫歯治療の多くに銀歯は使われ続けています。

対策としては、あなた自身によるシッカリとしたプラークコントロールと、歯医者での定期検診でお口の環境を良く保つことしかありません。

日本の保険診療で使用されている銀歯は、欧米で使用すると逮捕されてしまうぐらい粗悪な金属を使用しています。
歯科医院側もそれを知っていながら使用しているというのが現状です。

歯と銀歯の間を生涯にわたってキレイに磨き続けるというのは現実的に不可能だと思います。

「私の口の中には銀歯入ってるけど、今まで痛くないから大丈夫でしょう?」
と仰られる患者様がおられますが、実際に銀歯を外すと、中はほぼ100パーセント虫歯になっています。

虫歯は金属の下でじわじわと進行するため、痛みが出た時はすでに手遅れで歯の神経を取るか、歯を抜かないといけない、といったケースが多いので、できるだけ早期に銀歯をセラミックへ変えていくことをお勧めします。