カリエス(虫歯)と生活習慣について

検診で来院された患者様(16歳)ですが虫歯が一本もありませんでした。
よく裂溝(奥歯の溝)が黒くなっている歯がありますが、裂溝も綺麗でした。
下の前歯に歯石が付着していたので、それが気持ち悪いとのことでした。
お母さんが付き添って来られていたので話を聞いて見ると、小さい頃から甘いものがあまり好きではなかったとのこと。
だらだらと食べることもしなかったようです。

現在16歳ですが、最近、お菓子を少し食べるようになったとのこと。
ハミガキの習慣は小さい頃からついていたようです。
お母さんが気をつけていた、という方が正しいかもしれません。
やはり子供の頃の習慣は大切だなと思いました。
乳歯は永久歯よりも表面のエナメル質が薄く、再石灰化(歯を初期虫歯から守る自然治癒力)する力も強 くないため、虫歯になりやすい条件がそろっています。

しかも、いったん虫歯にかかってしまうと進行も 早いので注意が必要です。
その時期にお母さんは、子供さんの口腔内をしっかり気をつけて見ていたと思います。
乳歯が虫歯にならなければ永久歯が虫歯になる可能性も大幅に低くなるため、子供さんの歯を虫歯にさせないための生活習慣をつくることが重要になってきます。
乳歯列の時期に気をつけること。(もちろん大人になっても気をつけます)


    • ・食事、おやつの時間を決める

だらだらと食事を食べる習慣は虫歯のリスクを高めます。口腔内に糖分が残ると、それをエサにして虫歯菌が歯を溶かす「酸」を つくり出してしまう時間が長くなります。


    • ・糖分は極力控える

キシリトールガム味覚も3歳までに決まると言われています。
また、3歳までに基本的な好き嫌いや、食事の価値観が身に付くと言われています。
甘いおやつには、虫歯菌が酸をつくり出すためのエサとなる糖分が多く含まれています。
ノンシュガーやキシリトール配合のおやつを選んだり、ジュースではなくお茶や水を飲ませたりするなどの工夫が必要になります。


    • ・食後のハミガキ習慣をつける毎食後のハミガキの習慣付けが大切

「ハミガキしないと気持ち悪い」という感覚が出てくれば、自然と予防につながります。
ハミガキが難しい場合は、お茶や水でゆすぐだけでもある程 度の効果はあります。


家庭での習慣を第一として、歯科医院でのフッ素塗布を行います。

大切な子供さんの歯を虫歯から守るにあたって正しい知識と強い意識を持って、子供さんの虫歯予防に取り組む大切さを、来院されるお母さん、 お父さんたちに伝えていけたらいいなと思っています。