睡眠時無呼吸症候群は健康に影響するサイン!

『睡眠時無呼吸』という言葉を聞いた事がありますか?
いびき日常生活で、いびきには誰しもが遭遇します。
ときには大切なパートナーや子供から、もしくは講義やセミナー映画館でも、どこからともなく聞こえてくる事があると思います。
いびきは睡眠中の呼吸運動に関連して発生する異常音です。
睡眠中に息を吸って空気が通るときに軟口蓋(上あご)などの組織が振動して音が鳴ります。

 

特に気をつけたいのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群

習慣性に出現するいびきは実は心配すべき事項です。
いびきは単に、周囲に迷惑がかかると言うだけではなく、健康に影響を及ぼす「閉塞性睡眠時無呼吸」のサインだからです。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群
実は私もここ数年「いびきをかくようになって苦しそう」と夫から言われるようになりました。
また、同年代の友達と旅行をすると、必ず「私イビキかくからごめんね~」と言う会話になり「お互い様よ~」と言うやり取りがあります。
単に筋肉の衰えで舌根が落ち込み気道が塞がれてイビキをかくのは仕方ない、と思っていましたが、無呼吸状態を招いているとなると、それによって作業効率が低下したり、重度な方の場合、労働災害や交通事故を引き起こしたりと、日常生活に支障を及ぼすようになってきます。

医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に、私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
2015年国民健康栄養調査によると、平均睡眠時間が6時間未満である日本人が39.9%まで増加し、そのうち男性で44.5%、女性で48.7%の方が日中眠気を感じています。
この数字を見ると、睡眠呼吸障害はかなり身近であると言えます。
日中の眠気を「過眠」と言い、眠気テスト(写真参照)で11点以上あれば病的な可能性があります。

→ちなみに、私は11点でした( 睡眠呼吸障害は様々なタイプに分類され、患者さんがどのタイプかによって治療方法は異なります。

 

閉塞性睡眠時無呼吸とは

睡眠中筋肉の活動が抑制される為、その弛緩した筋肉が上気道の一部を閉塞し、眠っている間に呼吸が停止したり、喉の空気の流れが弱くなったりする病気です。
この疾患は自身では気づきにくく、放置すると生命予後に影響します。
有病者は日本で潜在的に少なくとも 20万人人以上と言われ、これは人口の1%にまで及びます。

 

自覚症状

倦怠感
  • ・倦怠感
  • ・起床時の疲労感
  • ・眠りが浅い
  • ・日中に眠くなる
  • ・意欲が低下する
  • ・夜間頻尿
  • ・寝汗
  • ・突然起きる
  • ・頭痛
  • ・口渇感

 

病因

  • ・小顎症などの顎骨の劣成長
  • ・肥満による軟組織量増加

 

睡眠時無呼吸症候群の治療法

⚫生活習慣の改善

  • ・減量
  • ・禁煙
  • ・禁酒
  • ・側臥位睡眠

⚫装置の使用

私たちに出来る事・筋機能療法(マイオファンクショナルセラピー:MFT)

矯正治療でも口腔機能、口腔習癖の改善にMFTは有効とされ、私たちもおおいに貢献できる分野です。
舌の正しい位置の取得に向けMFTを行い、口唇閉鎖力や舌根機能を向上させ、舌根沈下を防ぎます。
また舌の運動は健全な食習慣を得るためにとても重要です。
気道に問題がある場合の舌のトレーニングがあります。
食生活の変化による肥満の増加や顎骨の発育不全などにより睡眠時無呼吸の有病率は増加の一途をたどっています。

予防や早期発見は、患者さんの致命的な合併症を予防する事にも繋がるのでは?
と思い睡眠時無呼吸についてまとめてみました。