子供の歯ぎしり

先日 5歳のお子さんの検診で寝てる時歯ぎしりをするが大丈夫ですか?と質問がありました。

子供の歯ぎしりの原因

  1. 1.噛み合わせ
    歯が生え変わる時期の子供はずれた噛み合わせを自己修復しようとして歯ぎしりをする事が多いです。
  2. 2.ストレス
    噛み合わせによる歯ぎしりは夜間だけでなく昼間も現れる事がありますが、睡眠中だけ起こるという事であればストレスが原因となっている可能性もあります。
    睡眠が浅くなった 時や悪夢を見ている時に歯ぎしりが起こっている事があります。

 

歯ぎしりによる悪影響

生え変わり期の無意識の歯ぎしりは問題が無い事も多いですが治療が必要なケースもあります。

  1. 1.6歳を過ぎても歯ぎしりが続く
    乳歯が生える2歳頃や生え変わる4歳から6歳頃に噛み合わせのバランスを調整しながら永 久歯のスペースを確保しようとする行動は成長の証です。
    いつまでも続くようなら他の原因も考えなくてもいけません。
  2. 2.歯の神経に影響が出る
    ひどい歯ぎしりが続くと稀に神経が強い圧力に耐えきれず神経の炎症や壊死が起こってしまう事があります。
    壊死した神経をそのままにしておくと細菌感染から壊疽になり歯茎が 腫れたり強い痛みが起こる事もあります。
  3. 3.顎関節症になる
    歯ぎしりが顎周りの筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけます。
    酷い場合は顎関節症を引き起こす事もあります。
  4. 4.歯の磨耗やぐらつきがでる
    強い力で歯と歯をすり合わせるのでどうしても磨耗してしまう事があります。
    その力は歯の根っこまで及び歯をぐらつかせてしまう原因になる事もあります。
  5. 5.正しい姿勢を教える
    背中を丸めた姿勢が続くと口を開けるのに使う筋肉が緊張し口を開けにくくなり顎関節の働きが悪くなります。
    立っている時だけでなく座っている時も正しい姿勢を。ソファに 深々もたれる姿勢はオススメできません。
  6. 6.リラックスできる環境を作る
    ストレスが歯ぎしりの影響にもなるので家庭ではリラックスさせてあげましょう。

 

歯科医院での治療方法

  1. 1.マウスピース
    矯正治療にも使われるマウスピースは歯ぎしりの治療にも有効です。
    子供は特に初めのうちは嫌がったり就寝中に勝手に口から外れてしまったりしますが慣れれば熟睡出来る子が多いようです。
  2. 2.歯列矯正
    永久歯に生え変わっても歯ぎしりが続くようなら歯並びや噛み合わせを矯正する必要な場合があります。
    そのまま放置せず歯科医に相談しましょう。
  3. 3.リマインダー
    歯ぎしりは夜に起きるとは限られません。
    何かに夢中になるとつい出てしまうという事もあります。
    その様なタイプの歯ぎしりには歯科医院でアドバイスを受けてリマインダー対 策を講じるという手もあります。
    リマインダーとは「思い出させるモノ」です。
    なんでも良いのでこれが目に入ったら歯ぎしりをやめるというものを決めるのです。
    一種の自己暗示の様なもので「歯ぎしりストップ」という紙を貼っておくのも良いでしょう。

子供の歯ぎしりは基本的にはあまり心配する必要がありませんが中には早急な治療が必要なケースもあります。