電動歯ブラシの注意点

検診で普段のブラッシング方法を聞くのですが電動歯ブラシをオンにしてなおかつ歯ブラシのように動かしている方がいました。
それだけが原因ではないですが歯茎が下がり気味 (歯肉退縮)でした。
 

電動歯ブラシの特徴

音波水流
  1. 1.振動式歯ブラシ
    数百円から買えるお手頃価格で往復運動をするが振動回数は毎分数千回と低め。
    乾電池のものはとにかくパワーが弱いのがデメリットです。
    毛先に歯が触れる事で汚れを落とすというメカニズムです。
    単純に高速移動するだけなので使い方を誤ると歯や歯肉にダメージを与える事になります。
    安価なものは替えブラシはなく使い捨てタイプが多いようです。
  2. 2.回転式歯ブラシ
    歯ブラシが丸い形で回転するタイプのものです。
    普通の歯ブラシの形では届きにくい歯の裏側や歯と歯茎の境目、奥歯によく毛先が届くのが特徴です。
    大きさや振動がやや大き目なのがデメリットです。
  3. 3.音波式歯ブラシ
    振動式の歯ブラシに音波を発生させて歯垢を除去します。
    毎分三万から五万回ほど振動するとされている。
    毛先を直角に歯に当てて汚れを落とすのと同時に音波の振動による高速水流や発生する細かい気泡が毛先の当たってない2~3ミリ離れた周囲 の歯垢も落としてくれます。
  4. 4.超音波式歯ブラシ
    超音波は歯垢を剥がす効果が音波式より高く細菌同士の連鎖を断ち切る事で歯垢を付きにくくします。
    また歯や歯茎の細胞活性化する効果があるため歯周病の改善にも効果があると言われています。
    毎分100万回~150万回の振動で動き音は人間では聞き取ることが出来ません。
    電動歯ブラシだと誰でも綺麗に磨けるというわけでは無いと思います。
    電動歯ブラシには 電動歯ブラシ用の磨き方がありそれを知らずに普通の歯ブラシと同じように動かしていると全く意味のない結果になってしまいます。
  5.  

    電動歯ブラシの正しい使い方

    まず、歯磨き粉ですが高速で振動する為研磨剤が入っているものはオススメしません。
    また 発泡剤入っているものも口の中が泡で一杯になってしまうのでオススメしません。
    何も付けないか、研磨剤も発泡剤も入っていないジェルタイプの歯磨き剤がオススメです。

 

歯ブラシの当て方

音波水流
  1. 1.口に入れてからスイッチを入れる
    歯ブラシに歯磨き剤を付けたら歯にぶつかったりジェルが飛び散ったりしない様に口に入れて磨く歯に当ててからスイッチを入れてください。
  2. 2.歯に軽く当てる
    電動歯ブラシにはパワーがあるので決して歯に押し当てない様にしましょう。あくまでも 軽く当てる程度です。
  3. 3.歯に当てる角度
    咬合面は歯に対して90度が適切です。
    歯の側面は歯に対して90度、または45度。
    歯周病対策には45度に傾けると歯と歯茎の間の汚れが効果的に落とせ、歯茎のマッサージにもなります。
    そして前歯の裏側は縦にして一本ずつ磨きます。
  4. 4.ゆっくりスライドさせる
    基本的に横にゴシゴシする必要はありません。
    当てているだけで十分です。一箇所に付き数秒間毛先を当てて徐々にスライドさせます。
    ただし例外として超音波歯ブラシは普通の歯 ブラシの様にゴシゴシと動かす必要があります。
    製品によってはブラシを交換できるタイプがあります。
    毛先の消耗や衛生的な面で考える と2~3ヶ月に一度交換することをオススメします。

 

まとめ

電動歯ブラシ電動歯ブラシも普通の歯ブラシも正しい磨き方が出来てこそキチンと汚れが落とせるものです。
電動歯ブラシをうまく使いこなすためには普通の手磨きがキチンと出来ている必要があります。
磨き方の基本ができていなければどんなに高性能な物を使っても十分な効果が得られないばかりか逆にパワーの強い電動歯ブラシによって歯や歯茎を傷めてしまう事になりかねません。
また電動歯ブラシだけでは磨けない歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシで磨く様にしましょう。