虫歯予防の優等生 “セラミック”

こんにちは。歯科医師の西川です。

ジメジメして暑い日が続きますが、みなさま食欲の方はいかがでしょうか?

この時期は食べ物が腐りやすい時期でもありますね。
温度と湿度が高い環境はバイキンが繁殖しやすいので注意が必要です。

今回は虫歯予防の優等生 “セラミック”についてお話しします。

白い歯の代表的な素材といえば・・・「セラミック」です。
でも、セラミック治療って見た目をキレイにするだけでは無いのです。

実は、虫歯再発のリスクを大きく下げてくれる実力があります。

セラミックというのは、虫歯治療に非常に優位性のある素材です。

その理由は、表面が非常に滑沢で凹凸が少ないため、プラークが付着しにくいからです。
さらに、化学的に安定した素材ですので腐蝕することがありません。

ですから長期にわたり虫歯再発のリスクを抑えることができるのです。

もう一つの大きな特徴は、セラミックはレジンセメントという最新の接着剤と非常に相性がよく、接着した後は歯と強固に一体化して、長期間歯を守ってくれるということです。

従来型の接着剤では歯とは一体化せずに、摩擦力を利用して修復物を歯にくっつけるだけのものでしたが、レジンセメントの開発により歯と化学的に接着させることができるようになったのです。

つまり、従来からの銀歯では修復物を歯に留める働きしかしないのに対し、レジンセメントでセラミックを接着させると失われた歯を復元させるような働きをするのです。

その働きによって、残った歯の部分が割れたり、ひびが入ることを防いでくれます。

これらの特性からセラミックは虫歯治療に非常に優位性のある素材だと言うことがわかってもらえると思います。

従来、虫歯治療に最適なのは金合金と考えられてきましたが、セラミックの研究開発によりそれに近い虫歯再発予防効果が期待できるようになりました。
ですので、虫歯の再発も防ぎたいが見た目もキレイにしたいという方には最適な治療法といえるでしょう。

お口の中は24時間365日、温度と湿度が高いという、細菌にはとても居心地の良い環境なんです。歯ブラシだけで虫歯の防止ができれば良いのですが、現実的には難しいことが多いです。

アメリカやヨーロッパで用いられ、日本でも近い将来一般的なものとなるセラミック治療について気になることがあれば是非質問してください。